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「 モンゴル  / MONGOL  (2008) 」 ジャパンプレミア
2008-03-13 Thu 23:46

モンゴル】2008年4月5日(土)公開

監督 ・ 脚本 : セルゲイ・ボドロフ
出演 : 浅野忠信 /スン・ホンレイ/アマデュ・ママダコフ 他
期待度 : ★★★ → 観賞後の評価 ★★★
 

モンゴル  / MONGOL  (2008) 」 ジャパンプレミア <ネタばれ>

モンゴルの英雄チンギス・ハーンを描いた映画です。

2007年第80回アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされました。


監督は、「コーカサスの虜 (1996)」のロシア人監督セルゲイ・ボドロフ。

 

主役は、1996年・第20回日本アカデミー賞において「スワロウテイル (1996)」で話題賞(俳優)を受賞した浅野忠信。北野武監督がヴェネチア国際映画祭で監督賞及び「OPEN 2003」特別賞を受賞した「座頭市(2003)」、新しいところでは「母べぇ(2008)」にも出演しています。

共演は、宿敵となる勇士ジャムカに、中国の実力派スター『初恋のきた道』『セブンソード』のスン・ホンレイ。

テムジンの妻ボルテには、本作が映画デビューとなるモンゴルの新星・クーラン・チュラン。

 


Story : 陰謀が渦巻く時代、モンゴル部族の頭領の息子として生まれたテムジン(浅野忠信)。彼を待ち受けるのは、父の毒殺、裏切り、復讐、異国での投獄という壮絶な運命。やがて彼は、さらわれて他部族の子を宿した妻を救い出し、生まれた子を我が子として慈しみ、優しさを秘めた強靭な魂で運命と闘い、次第に統率者として頭角を現していく。そして、“兄弟”にして宿敵の勇士・ジャムカとの戦いが迫ったとき、テムジンの元には、史上最強の軍団が生まれようとしていた。彼こそが、後にチンギス・ハーンと呼ばれた男。いま、彼の熱き野望がモンゴルの大平原に放たれる! 全編モンゴル語、壮麗な大自然を舞台に、モンゴル帝国を築き上げたチンギス・ハーンの壮絶な人生を描いたアクション叙事詩。



「2008年4月5日公開 」

ー  より ー

 

浅野さんの作品を観るのは2度目です。ワイルドなキャラクターで人気があるのは知っていたのですが、ちょっと変わり者?みたいな印象を持っていたのであまり興味がなかったのです。しかし、「母べぇ(2008)」を観た時、TVなどで見ている浅野忠信の印象とかなり違った生真面目でそれでいておっとりした包容力のようなものを感じ、私的に好感度急上昇。

しかも、アカデミー賞の外国語映画賞にノミネートされた作品とあって、俄然、興味津津・・。っということで試写会に行ってきました。

 

舞台あいさつには主役の浅野忠信が登壇し、同じ所属事務所の後輩であり、アカデミー賞ノミネートの先輩である菊池凛子が花束を持ってお祝いに駆けつけました。

浅野さんは、モンゴル語を覚えるのに大変苦労したそうです。撮影が1年間休止している間に、台本が変わって丸々1冊覚えたセリフがパーになってしまって、しかも新しいセリフを1週間で覚えなくてはいけないという、もう笑うしかない状況下で撮影に臨んだそうです。

モンゴルの人はみんな優しい人で、浅野さんのほうがお金を持ってそうなのに、必ずおごってくれると言ってきかないとか、タクシーなどに同乗すると料金は全部払ってくれるなどのエピソードを語ってくれました。広大な大地でのびのびと生きている人たちの素朴で穏やかな人間性を表しているかの様ですね。

 

チンギス・ハーンを描いた映画といえば反町隆史主演の「蒼き狼 地果て海尽きるまで(2006)」を思い出される方も多いでしょうね。

本作は、ドイツ・カザフスタン・ロシア・モンゴルのスタッフに日本の俳優浅野忠信を主役チンギス・ハーンに迎えて実質5カ国の行動制作映画となりました。

 

歴史上の人物なので、すでにどんな人生だったかご存じの方も多いかと思われますので、ネタばれに相当する内容で書かせていただきます。未鑑賞の方でネタばれをお好みでない方はここから~注意です~

*----------ここからネタばれ-------------↓

 

部族の頭領の息子として生まれたテムジンは12歳になって、部族間のつながりを保ち部族の力を強固なものにするために、力のある部族から将来の嫁をもらうために向かう途中、休憩に立ち寄った部族の娘に、「私を嫁にもらうべきよ」とテムジンに話しかけてきた女の子ボルテにひかれ、部族のハーンである父親を説得し彼女を嫁に決めてしまいます。

5年後迎えにくると約束し、結局目的地に向かうことなく家路に向う途中で父ハーンが毒殺されてしまうのです。

幼くしてハーンの後を継いだテムジンでしたが、父の手下の裏切りに遭い、部族の村は焼き払われてしまいます。命からがら逃げるのですが、つかまって囚われの身になってしまいます。モンゴル人は女と子供は殺さない・・・そういう風習のため、テムジンに食物を食べさせ早く大きくさせようとします。

脱走しては捕まって捕虜となる繰り返し・・・・

隙を見て逃げ出したテムジンは、嫁にすると約束したボルテを迎えに行き、母の待つ部族のもとに帰ります。

ところが今度はテムジンの父に嫁(母)を略奪された事を恨みをもった部族の男が復讐のためにテムジンの嫁を略奪にやってくるです。不意を突かれて襲われたテムジンは重傷を負わされ、妻のボルテがさらわれてしまいます。

 

妻を奪還するために、盟友のジャムカに復讐を手伝ってほしいと頼み、ジャムカの部族を従えて戦いに行きます。見事に勝利し奪還したボルテでしたが、略奪した男の子供を身ごもっていました・・・

 

妻の子供を自分の子供として育てる決意をし、戦利品を手下に平等に下げ与えたテムジンにジャムカの手下がテムジンについていってしまいます。それを知って怒ったジャムカの弟と手下の棟梁がテムジンの村の馬を盗もうとします。そして過ってジュヤムカの弟を殺してしまうのです。手下の棟梁にそそのかされジャムカはテムジンへの復讐のために兵をあげます。

女子供などを逃がしたものの多勢に無勢、またもテムジンは囚われの身に・・・

 

  

まるで岩窟王のよう・・・って岩窟王のストーリーはよくしらないのですが(笑)、顔の様相が岩のようになっても強靭な精神力で生き延びていたテムジン。

妻の力で救われたテムジンは、「なぜモンゴルは、盗み、略奪、復讐に満ちているのだろうか・・」というボルテの嘆きを聞き、モンゴルを統率する決意をし、妻の元を去ります。

父から崇めるようにと教えられていた神のもとに祈りに向かい、神の庇護のもと、法を作り賛同する兵を集め、モンゴルを統一するためにどうしても避けて通れないジャムカ率いる多勢の軍との戦いを制して世界の半分を占める広大なモンゴルを統一することに成功しました。

こういう英雄を物語る神話的な英雄伝ではしばしば神がかり的な、またはその自然現象を巧みに利用した勝利で語られることが多いですが、「エリザベス:ゴールデンエイジ(2008)」では風が見方をし勝利し、ティムジンには雷が見方をして勝利することになります。

↑---------------ネタばれここまで--------------*

 

一説には、源の義経が頼朝の兵から逃れモンゴルに渡ってチンギス・ハーンになったと言われていますが、それは日本でだけ言われていることですね。

馬賊であるモンゴル人は、子供や女まで日常的に馬を乗りこなしていますが、テムジン役の子役の男の子がなんの違和感もなく普通に乗りこなしているのにびっくり(笑)

モンゴルの部族の頭領の息子は、まだ、12歳と子供なのに部族間の結束を高めるために、その部族に行って候補の女の子を並べて男のほうが勝手に選びます。嫁選びの基準は、顔が平らで目が細いこと、眼が大きいと邪悪な霊が入り込むと言われているからだそうです。また、足は強いほうが男を幸せにしてくれるといわれているのだそうです。

足元を見ただけで足が強いという観念はちょっとどうやって判断するのかなと、ちょっと不思議にも感じますけどね・・・・

 

盗難、裏切り、復讐など争いが絶えなかった時代のモンゴルで部族の党首の息子として生まれながら、裏切りや略奪など不運に見舞われながらも不屈の精神で生き抜いて、統制のとれた国家建設を実現したモンゴルの英雄を描いている映画です。

 

逃げては見つかり、投獄されては脱走し、異国に売られて牢獄生活を耐え抜いて、生き抜いた波乱万丈の人生を浅野忠信が好演しています。

激動の人生なのですが、子供だったテムジンがいつのまにか大人になっていたり、流れる月日は突拍子もなく飛んでいてかなりの端折ったストーリー展開なのですが、なぜか引き込まれて見入ってしましました。

よくも悪くもモンゴル人の風習はこうという慣習を破り、自分は違うと自分の信じる生き方を貫き、戦利品は皆で分け合うテムジンのリーダーシップに賛同しついて行くものが多く次第に巨大な軍団に成長していきます。

男が女を選ぶ風習だった時代に、「あなたを選んだのは、私よ。」と言うボルテとやさしいまなざしでほほ笑むテムジンに、新しい時代の夜明けを感じさせるラストはすがすがしかったです。

 

 

~ おしまい ~

 


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「マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋 /MR. MAGORIUM'S WONDER EMPORIUM(2008)」
2008-02-03 Sun 12:36

【マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋 】2008年2月16日(土)公開

監督 ・ 脚本 : ザック・ヘルム
出演 : ダスティン・ホフマン/ ナタリー・ポートマン/ ザック・ミルズ 他
観たい度 : ★★ → 観賞後の評価 ★★☆

 

「マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋 /MR. MAGORIUM'S WONDER EMPORIUM(2008)」

 

 

監督は、「主人公は僕だった (2006) 」のザック・ヘルム。 脚本も手がけています。

主演は、映画ファンならきっと誰でもタイトルぐらいは知っていると思われるマイク・ニコルズ監督作品であの不朽の名作「卒業 (1967)」のダスティン・ホフマン。 1979年・第52回アカデミー賞主演男優賞を受賞した「クレイマー、クレイマー (1979) 」、「トッツィー (1982) 」、1988年・第61回アカデミー賞主演男優賞を受賞した「レインマン (1988) 」など印象的な映画を主演してきた個性派俳優ですね。最近では、「主人公は僕だった (2006) 」や「パフューム ある人殺しの物語 (2006)」にも出演していますが、「ホリデイ (2006) 」などあまりシーンの多くないカメオ的な出演でも存在感を示していました。そして、御歳70歳にして久々の主役マゴリアムおじさんを演じています。

ヒロインは、イスラエル出身で、父は医師、母はアーティストとセレブな家庭に育ち、ハーバード大学を卒業した知性派のナタリー・ポートマン。今も絶大なファン層を持つ「スター・ウォーズ シリーズ」でクィーン・パドメ・アミダラを演じてその清純派なイメージが定着していましたが、その後は女優としてさらなるステップアップを目指して、「クローサー(2004)」でストリッパー役を好演し、「Vフォー・ヴェンデッタ (2005) 」では髪を剃って衝撃的役に挑んでいます。

また、インターネットで全編配信されてしまった事で話題だった、ウェス・アンダーソン監督の13分間の短編コメディ「ホテル・シュバリエ(Hotel Chevalier)」では、ボディダブルなしのヌードも公開しています。この作品は、日本未公開の「ダージリン急行」のプロローグ的作品です。

本作では、またがらっとイメージが変って夢見るような魔法のおもちゃ屋を舞台にしたファンタジーに出演しています。

昨年アメリカのインスタイル誌が発表したセレブおしゃれ度ランキング“スタイル20”では、堂々の1位にランキングされました。2位ドリュー・バリモア、3位キャメロン・ディアスと続いています。

また、イギリスエンパイア誌が発表した「最もセクシーな映画スタートップ100」では、アンジェリーナ・ジョリーに次いで2位にランキングされました。ちなみに余談ですが、ジョニー・デップは、男優では3位ダニエル・クレイグに次いで5位にランクインしています。 ( ̄ヘ ̄)ウーン ダブルオー7に負けたか・・・・ちょっとくやしいっす。

 

 

そして、共演は、「ハリウッドランド (2006) 」でシカゴ・トリビューン紙から「大きな耳の奇跡」と賞賛された今後注目の天才子役ザック・ミルズ。なかなか良い味出しますね~

 


Story : 創業113年、世界でただひとつの不思議なおもちゃ屋は、マゴリアムおじさんの魔法で全てが輝き、楽しいお店は連日大盛況。一歩足を踏み入れれば、大人も子供も時の経つのを忘れて夢中になってしまうほど。そんなある日、243歳を迎えたマゴリアムおじさんが引退してモリーに店を譲ると宣言すると、おもちゃたちは大反対してストライキ。モリーが魔法を身につけなければ店は破滅してしまう!果たしてモリーの運命は…?



「2008年2月16日公開 」

 

ー 作品情報 より ー

 

 

このところ暗い役が多かったナタリー・ポートマンのこの映画での素敵な笑顔が観たかった、それがこの映画を観たかった理由なのです。

愉快な魔法のおもちゃ達に囲まれてとってもカラフルで可愛いし、アイデアはとっても面白いし、ダスティン・ホフマン、ナタリー・ポートマン、ザック・ミルズと配役もばっちり。

なのに、大人が観るにはちょっと物足りない・・・・・・

子供向けに作ってあるのなら、もっと子供目線でストーリーを展開するほうがわかりやすいのに・・・・・描かれているのは、ナタリー・ポートマン演じるモリーの自信喪失とその克服のテーマをメインに描いているため、子供に理解できるのだろうかとちょっと心配・・・・

メリハリがなく、コメディ的要素が含まれているのに、ジョークのセンスがイマイチで中笑いという感じ・・・・

というよりも、「主人公は僕だった (2006) 」もそうだったように、ザック・ヘルム監督の脚本がちょっとわたし的に好みではないからなのかも知れません。

映像は綺麗です。特にラストはとっても素敵でした*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

 

 

 

 

~ おしまい ~

 


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「 魍魎の匣 (2007) 」
2007-12-18 Tue 17:54

魍魎の匣?(2007) 】2007年12月22日(土)公開

監督 : 原田眞人
出演 : 堤真一 /阿部寛/椎名桔平/黒木瞳 他
期待度 : ☆☆ → 観賞後の評価 ★★★
原作 : 京極夏彦 『魍魎の匣』(講談社刊) )

魍魎の匣 (2007) 」

 

 

 


監督は、「突入せよ!「あさま山荘」事件 (2002)」の監督・脚本を努めた原田眞人。

主役は、京極夏彦原作の「京極堂シリーズ」第1作目「姑獲鳥の夏(2005)」の京極堂こと中禅寺秋彦から続投の堤真一

阿部寛、宮迫博之、田中麗奈などの前作からの続投の出演人に加えて、新たに関口巽役の永瀬正敏の代わりに本作では椎名桔平が配役されました。

 



 


Story : 戦後間もなくの東京。元・女優、陽子の娘が行方不明になり、探偵・榎木津が捜査を担当していた。一方、作家・関口と記者・敦子は、不幸を匣(はこ)に封じ込める謎の教団の陰謀を掴むべく調査していた。更に巨大なはこ型の建物の謎を追う刑事・木場。全ての事件は、複雑に絡まり、一つに繋がっていた。それぞれの謎を解くため、彼らは古書店・京極堂の店主、中尊寺のもとに集まった。

 


「2007年12月14日公開 」

ー  より ー

 

 

人物相関図がストーリーを追いながら順に説明されている形になっているので、通常ならシリーズものなのに、人間関係に迷うことなく観れました・・・っと言いたいところですが(笑)

その説明が、難しい言葉の羅列や、やけに早口だわ、わざと同時にみんな一斉にしゃべり出すわで、きっと意図的・・・・わざとだな!とも思えるわかりくくさ満点ですので、いつもの事ながら原作のは未読な私は、書店でちょっと立ち読みぐらいしてくれば良かったかしらと、ちょっと眠くなりながらも、絶妙な音響効果やセンスの良いBGMなどから醸し出される不思議な魅力に刺激され、睡魔に襲われることなく最期まで鑑賞できました。

田中麗奈の元気な演技はこの手の映画にぴったりで心地よいし、堤真一阿部寛椎名桔平のプライベートでも仲良しタメ3人組も息がぴったりで良い味だしていて、黒木瞳などのその他の出演人の魅力と演技に加えてスタイリッシュな作画と音響効果が魅力的な映画でした。

全体的な感想としては、戦後の軍事機密研究の名残を題材に、手塚治虫ワールドに影響されたSFチックなサスペンス・スリラーの実写版という感じです。

多少のグロさもあるので、あまりローティーン向けではありませんし、後半のSFマンガチックなストーリー展開がお好みでない方にはちょっとつまらないかもしれませんね。

出ているだけでコメディな雰囲気を漂わせてしまう全身コメディ男という印象をかなり怪奇的に押し殺して、最初からもろ怪しく演技ていたクドカンは、最期はいじられ放題な結末を・・・(笑)

 

魍魎と言うものは、特別な怨念やばけものの霊だけではなく、もしかしたら・・・・どこにでもいる女の心の中に住み着いていたりするものかも知れませんね~

 

~ おしまい ~

 ・魍魎の匣@映画生活


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「 マリと子犬の物語 (2007) 」
2007-12-08 Sat 19:01

【 マリと子犬の物語 】2002007年12月8日(土)公開

監督  :  猪股隆一
出演  : 船越英一郎 /松本明子/ 広田亮平/佐々木麻緒 他
期待度 : ☆☆ → 観賞後の評価 ★★★☆
原作  :  桑原眞二 『山古志村のマリと三匹の子犬』(文藝春秋刊 )

「 マリと子犬の物語 (2007) 」

 

 

 


監督は、金城武と黒木瞳主演のTVドラマ「ゴールデンボウル (2002) 」の猪股隆一。


主役は、クレジット順に言えば、サスペンスドラマの帝王、船越栄一郎・・・っなのですが、やぁ~っぱり映画タイトルにあるように、これはマリでしょうか・・・

・・・・いや、さにあらず・・・・・、マリの買い主である佐々木麻緒演じる彩の存在が大きかったですね~

この映画、彼女の迫真の演技の素晴らしさに、ここで泣きの場面だ・・・っと予告を観ていて覚悟は出来ていたので、絶対泣かない自信があったのに(笑)

もう~~~、涙のダムが決壊・・・・・・するのに一度や二度ではありません・・・・・

 



 


Story : 新潟県山古志村に住む仲良し兄妹、亮太と彩。母親は病気で亡くなり、父親と祖父の4人家族だった。ある日、彩は原っぱで捨て犬を拾う。父親が犬嫌いのため、一度は諦めようとするが、彩はひとりぼっちの子犬を見捨てる事ができない。父親も彩の優しい心に負け、一家で飼う事になった。マリと名づけられた子犬はすくすくと成長し、ある日、子犬を3匹産んだ。家族が増えて彩と亮太は大喜び。そんな時、山古志村を悲劇が襲った…。

 


「2007年12月8日公開 」

ー  より ー

 

 

だれもが記憶に新しい2004年に起きた新潟県中越地震の被災地、山古志村。

その時、取り残された母犬マリの、母の強さとたくましさで子犬3匹を守りながら生き抜いた実話を元にした物語です。

 

この母犬マリの買い主である彩を演じた佐々木麻緒ちゃん9歳のすご過ぎる演技に、もう~~脱帽です。

勿論、予告等で流れているマリをおいて行かなければならない、あのヘリコプターのシーンはもとより、どのシーンを見ても共感できまくりで、彩の気持ちにぐいぐい引き込まれて感情移入してしまいました。

いや~泣いたなんってもんじゃありません・・・・ぐちゃぐちゃです・・・・。

佐々木麻緒ちゃんと言えば、あの、涙なくしては観ることができない、ジブリの戦争アニメの実写版 「火垂るの墓 (2005)」の節子役でもあります。「小さな涙の女王」の称号を授けたいぐらいです!

 

これでもか、これでもかと言うようにマリの前には試練が起き、その合間、合間に笑いの要素も盛り込まれているのですが、その笑いはと言えば中笑い?・・っという感じでちょっと中途半だったりしますし、作品としてのレベルはそれほど高いと感じるものではなかったですが、

佐々木麻緒ちゃんの演技だけで十分伝わるものがありました。

 

2004年に起きた中越地震で、あれだけ鮮烈な衝撃を受けたのに、あれから4年・・・徐々に人々の記憶から薄れようとしている現在でも、被災地の方々は仮設住宅住まいを余儀なくされたまま、完全に地震が起きる以前の生活に戻れたわけではないと言うことを改めて思い出さずにはいられませんでした。

 

地震のシーンでは、自分の家で地震が起きた瞬間を想像してしまって、あまりにもリアルなので恐ろしくて、ぞっ~っとしました。

いつどこで起きてもおかしくない地震列島日本で生きている以上は、明日は我が身かもしれないですものね。

この実在の犬マリの実話から「 マリ基金 」というものが設立されました。

山古志村の方々への援助金として使われる他、これから起きるかも知れない災害への基金として蓄えられて行く予定だそうです。

映画終了後は試写会場の募金箱の前に途切れることのない列が出来ました。

みなさん、同じ気持ちを持たれたのだなと思います。

 

先日、宇津井健演じる彩のおじいちゃんのモデルとなったおじいさんがテレビのインタビューに答えていらっしゃたのをたまたまみたのですが、

「マリさえいてくれればいい、物やお金なんかなにもいらない」とおっしゃっていました。

気力がなくなってしまったら死んでいたかもしれない大惨事の時、怪我をしながら必死に励ましてくれたマリ・・・・

自分は飢えて死にそうになりながらも、3匹の子犬たちには必死で食べさせていたマリ。

地震が落ち着いて、再会出来た時に子犬たちは、マルマルと太っていたそうです。

映画のエンド・クレジットの際に本物のマリのお写真が映し出されます☆

 

 

 


主題歌: 平原綾香 『今、風の中で』

 


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「 マイティ・ハート~愛と絆~/A MIGHTY HEART (2007) 」
2007-11-18 Sun 11:15

【 マイティ・ハート~愛と絆~ 】11月23日(土/祝)公開

監督  : マイケル・ウィンターボトム
出演   : アンジェリーナ・ジョリー /ダン・ファターマン/アーチー・パンジャビ 他
期待度 : ☆☆☆ → 観賞後の評価 ★★★
原作  :  マリアンヌ・パール 『マイティ・ハート』(潮出版社刊)

「 マイティ・ハート~愛と絆~/A MIGHTY HEART (2007) 」

 

ネタバレに相当する内容がありますのでご注意ください。

 


監督は、「イン・ディス・ワールド (2002) 」で2003年・第53回ベルリン国際映画で金熊賞を受賞し、「グアンタナモ、僕達が見た真実 (2006) 」では2006年・第56回ベルリン国際映画祭で監督賞を受賞するなど、ドキュメンタリー映画や社会派映画で評価の高いマイケル・ウィンターボトム。


主役は、日本では、本作「マイティ・ハート/愛と絆 (2007) 」、「グッド・シェパード (2007) 」、「ベオウルフ/呪われし勇者 (2007) 」と、この冬立て続けに3本の映画が公開されるアンジェリーナ・ジョリー

そして、制作者にはアンジーの夫ブラッド・ピットが加わっています。



 


Story : ダニエル・パール(ダン・ファターマン)と妻マリアンヌ(アンジェリーナ・ジョリー)は共にジャーナリストとして活動しているカップル。ダニエルはウォール・ストリート・ジャーナルの特派員、マリアンヌはフランスのラジオ局の記者をつとめ、深い絆で結ばれていた。9・11の後、ふたりはアジアの各地をまわり、パキスタンのカラチにたどりついた。2002年、1月のことだった。マリアンヌは妊娠5カ月で、ダニエルはそんな妻とディナーの約束をして、ある男に会いに出かけた。それは帰国前の最後の取材になるはずだった。
 しかし、ダニエルは約束の時間をすぎても戻ってこない。動揺する彼女を女性記者アスラ(アーチー・パンジャビ)が励ます。異変を感じたマリアンヌは、ダニエルのパソコンを調べ、彼がジラニ師に会うため、レストランに出かけたことを知る。ダニエルは師を通じて、アルカイダとかかわりのある靴爆弾男リチャード・リードのことを調査しようとしていた。
 行方不明となったダニエルの真相を探るため、マリアンヌのもとに次々に捜査関係者がやってくる。アメリカ領事館の外交保安問題を担当するランダル(ウィル・パットン)、キャプテンという愛称で呼ばれるCID(テロ対策組織)のリーダーで切れ者ハビブ(イルファン・カーン)、ウォール・ストリート・ジャーナルに所属するスティーヴ(ゲイリー・ウィルメス)やジョン・バッシー(デニス・オハラ)、さらにFBIの捜査員もその調査の輪に加わった。


 やがて、ダニエルをスパイ扱いする新聞記事が発表される。彼はモサド(イスラエル秘密諜報機関)のスパイ呼ばわりされていた。憤慨するマリアンヌたちのもとにダニエルの写真がメールで送られてくる。彼は人質として誘拐されていたのだ。犯人側は彼を「記者を装うCIAのスパイ」と呼び、その身柄の引き渡しと交換にジェット機を要求してきた。
 マリアンヌは夫のスパイとしての容疑をはらし、今の苦境を人々に訴えるため、テレビ出演を決意する。「私は 6日間、眠っていませんが、まだ、希望はあります。私は彼を愛しています」
 そして、10日後、今度はダニエルの死体が発見された、という知らせが舞い込む。その体には撃たれた跡があり、歯には矯正器がはめこまれていた。しかし、それはダニエルの死体ではなく、マリアンヌはほっと安堵の息をつく。
 事件の真相がやがて解明されていく。ダニエルは人道主義者のジラニ師に会いに出かけたが、ジラニはダニエルに会う約束をした覚えはないという。そして、事件の重要な鍵を握る人物としてバシールが浮かび上がる。彼の本名はオマールで、英国生まれのジハード(聖戦活動家)として知られるパキスタン人だった。オマールはジラニの名前を利用して、ダニエルをおびき寄せ、誘拐する計画を立てた。そんなダニエルが遭遇した衝撃の真実をマリアンヌは遂に知ることになる…。

 


「2007年11月 23日公開 」

ー  goo映画 より ー

 

 

ウォールストリート・ジャーナルの記者、ダニエル・パールさんが、2002年1月にパキスタンのカラチで最期の取材に向かった後、消息を絶った事件の30日間の真相を綴ったマリアンヌ・パール 『マイティ・ハート』の映画化です。

 

以前TVのインタビュー番組だったかな?と、記憶が定かではないのですが、マリアンヌ・パールさんが出演して夫の拉致事件について語っている映像を観たことがあるのですが、まさに、「あ~!この人観たことある~」っとすぐに思いだしたほど印象的な髪型をしていたのを記憶しています。

冒頭からラストに至るまで、まるでニュースを観ているか、その場にいるような感覚にさせられる緊迫感のある、脚色のほとんど無い、一貫してドキュメンタリータッチな作品になっています。

 

この事件を知らずに、ただアンジーが主役な「マイティ・ハート」と言う一見ラヴストーリー風な題名に惹かれて観に行かれると、まったくそのタイトルの持つイメージと違った内容のこの映画に驚かされるかも知れません。

 

原作者でもあり、この映画の主人公でもあるマリアンヌ・パールさんや制作側の意図なのでしょうか、一味と思われる逮捕者の警察での尋問や拷問シーンもあるのですが、その実態はほとんど映像としては表現されず、夫が受けたであろう拷問や最期に首を切り落とされるビデオを観るシーンなども映像として、あえて、表現されていません。ノンフィクションであるため、想像上での過度な脚色はあえて避けるように考慮された結果ではないかと思いました。

この映画の中で描かれているのは、夫が誘拐拉致されてから、その最期を知らされるその時まで、夫の無事を信じて、妊娠5ヶ月という身重の体ながら、決してあきらめる事なくあらゆる手を尽くして夫を探し続ける、強い信念の女性、マリアンヌ・パールさんの姿でした。

 

お名前を忘れてしまいましたが、日本人のジャーナリストで、中東を車で走行中に集中砲火され殺害されたジャーナリストの妻がテレビに出演して、マリアンヌ・パールさんと同様に、毅然とした態度で冷静に夫の死について語っている姿を見た事がありました。

危険を承知した上での命がけの仕事をするジャーナリストの妻の覚悟とでもいうのでしょうか。

そういったジャーナリストの妻をアンジーがみごとに演じています。

印象的だったのは、拉致犯が送ってきた夫の写真が、かすかに笑っているのを観て、夫の気持ちが負けていないとを確信する、妻として、同じジャーナリストとしての愛と絆の強さでした。

そして、地元では、ダニエルをスパイ扱いする、誘拐された夫の不利になる新聞記事報道が出されたり、結果的にダニエルが殺害された事についてパキスタンを憎むかという問いかけに対して、パキスタン人そのものも同じ目に遭っているのから・・とパキスタンを憎む気持ちはないと答えるマリアンヌの言葉が印象的でした。

テロには屈しない強い意志を持った夫ダニエルの、誘拐から殺害に至るまでの30日間を描いた、彼に捧げる内容となっています。

 


~おしまい~

 


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