「 長州ファイブ (2007) 」
北米ではサンフランシスコ国際映画祭・ニューヨーク国際映画祭と並ぶ三大国際映画祭のひとつである、第40回ワールドフェスト・ヒューストン国際映画祭(米国テキサス州ヒューストン市で開催)において、劇場長編映画部門でグランプリ(最優秀賞)を受賞ししたノンフィクション作品です。
監督は、「地雷を踏んだらサヨウナラ (1999) 」、「HAZAN (2003) 」の五十嵐匠。
主役は、1999年第23回日本アカデミー賞で高倉健主演の「鉄道員(ぽっぽや)1999」が作品賞を受賞した年、「御法度 (1999) 」で日本アカデミー賞新人俳優賞
を受賞し、同じくブルーリボン賞 でも新人賞を受賞するなどあらゆる賞の新人賞を総なめにした松田龍平。
あの松田優作を父に持ち、女優熊谷真実を叔母に持つサラブレッドとも言える芸能一族で育っています。
ちなみに、人気イケメンドラマ「花より男子シリーズ」のFフォーのひとりである、松田翔太は龍平の弟です。そして、「花より男子〜ファイナル〜
(2008) 」が来年2月には映画化公開される予定になっています。
Story : 尊王攘夷の気運が高まる幕末、外国を排斥するだけでは何も変えられないと敢えて敵を知る道を選んだ若き長州藩士、山尾庸三、野村弥吉、志道聞多、伊藤俊輔、遠藤謹助の5人は、死罪も覚悟で英国へ密航する。ロンドンで英語を会得しつつ大学で学び、それぞれが興味のある分野の技術や知識を貪欲に吸収していく。やがて、造船技術を学ぶため単身グラスゴーに向かった山尾は、手話を駆使して働くエミリーと出会うのだった。
[2007年2月10日公開 ]
ー作品資料 より ー
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日本では、長州五傑(ちょうしゅうごけつ)とよばれ、イギリスでは、Choshu-five と呼ばれている、山尾庸三、野村弥吉(井上勝)、北村有起哉
志道聞多(井上馨) 、三浦アキフミ 伊藤俊輔(伊藤博文) 5人の物語です。
その5人の中に初代総理大臣の伊藤博文がいたというもの驚きました。(・・・常識ですよ、ちゃんと勉強しときなさい・・と笑われそうですね・・6(*'▽'*)ポリポリ)
ただ、本作は、伊藤博文ではなく、松田龍平演じる山尾庸三にスポットを当てたノンフィクション・ストーリーとなっています。
松田龍平演じる山尾庸三と聾唖者のエミリーとの出会いと恋愛なども描かれていますが、歴史物と言うこともあってか、説明的内容に重きが置かれていて、映画全体として、ドラマ性がかなり希薄で浅い事は否めない気がしました。
個人的には、江戸時代までの歴史は得意だったのですが、漢字ばかりが多く羅列する近代日本史はすご〜っくネムイ(´・ωゞ)授業でしたので、ほとんどテスト対策程度にしか勉強していなくて、黒船来航の10年後に長州藩の有志が遙か海を渡って造船の技術とか鉄道の技術とか紙幣の製造技術までどうやって学んで持ち帰ったと言う事までは詳しく知りませんでしたので、そう言う意味ではなかなか新鮮な感じを受けましたね〜。
ペリーが来航してから9年が経ち、イギリス大使館が建設される幕末の時代、参勤交代の大名行列に馬に乗ったままひれ伏さない外国人達を無礼といって切り捨て捨てたり、まだ建設途中のイギリス大使館を焼き討ちしたりと、無能な幕府に対してただたてつく事しかしてこなかった攘夷の風潮に疑問を持ち、大金をはたいて船を買ってもその船を動かす技術者も外国人に頼っている現状を憂い、自分たちも造船技術を持ち外国と対等に貿易をしなければならないと、長州藩主毛利敬親より洋行の内命を受けて1863年(文久3年)5月にイギリスへ密航し、その文化、文明を吸収して「生きたる機械」として帰ってくる事を志した5人の有志のキラキラした希望がむさぼるように技術を吸収して帰って来た事で、今の経済大国日本があるのだなと、改めて関心させられる作品。
そして、ロンドン大学留学中にお世話になった滞在先で撮った実際の写真が↓上です。下が映画のキャスト。そっくりですね〜

彼らが学んだロンドン大学では、長州ファイブ (Choshu-five) として顕彰碑が建てられているそうです。
誇り高き凛とした幕末の武士の精神を感じさせる松田龍平の演技が最高にかっこよい映画でした。
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COMIC B’s-LOG2007年10月号
長州ファイブ連載中
〜おしまい〜