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「 トランスアメリカ(2006) 」
2006-10-29 Sun 18:07
監督 : ダンカン・タッカー
出演 : フェリシティ・ハフマン  / ケヴィン・ゼガーズ  / 
主題歌 : ドリー・パートン 『Travelin' Thru』
公式HP  || 

「 トランスアメリカ(2005) 」

 

 

監督は新人ダンカン・タッカー。

主演は、人気テレビドラマ「 デスパレートな妻たちシリーズ(2004~2006) 」のフェリシティ・ハフマンは、ゴールデングローブ賞主演女優賞を獲得し、アカデミー主演女優賞にノミネートしました。女性になろうとしている男性という複雑な役どころをみごとに演じて高い評価を受けました。

共演は、「 ドーン・オブ・ザ・デッド 」のケヴィン・ゼガーズ。

 


 Story : 
 若い頃から男性であることに違和感を抱く性同一性障害(トランスセクシュアル)に苦悩し、いまは女性として独りLAで慎ましい生活を送るブリー。ようやく肉体的にも女性になるための最後の手術に許可が下りた矢先、彼女のもとにニューヨークの拘置所から1本の電話が掛かってくる。トビーという17歳の少年が実の父親“スタンリー”を探しているというのだ。トビーは、ブリーがまだスタンリーという男性だった時代に、ただ一度女性と関係を持ったときに出来た子どもだったのだ。こうしてブリーは渋々ながらも、トビーの身元引受人になるべくニューヨークへと向かうのだが…。

 本当の父親の姿を知らないまま、ドラッグや売春に手を染める息子のトビー。出会うはずのなかった2人が、ふとしたことからアメリカ大陸横断の旅に出る。お互いに、痛みの多い人生を歩んできた2人が、この特別な旅を通じて変わっていく・・


ー ー

 

いわゆる自分の人生最大の転機に神が与えた、自分の人生を見つめ直し整理していく機会となったハートフル・ロードムービーです。

当初、この映画自体をまったくノーマークだった事もあって、作品の情報を一切知らないで観たので、ブリーを女装した男としか見えませんでした。次第にストーリーが進んで行くうちにそうだったのか、っと気づくかされるまで、フェリシティ・ハフマンのパーフェクトな演技にだまされてしまいました。ブリーがスタンリーという男の設定の女性フェリシティなんだとわかった後でも、女性が演じているように見えないという(笑)、そう言っていてもこんがらがっちゃうくらいの名演技でした。

セクシャル・マイノリティーの一つであるトランスセクシュアルで苦悩し女性として生きて来たブリーが、正真正銘の女性になるための念願の性転換手術を受けられる事が決まった、まさにその時に、自分がスタンリーという男だった時につき合っていた女性の息トビー子が父親を捜している事を知らされます。

この作品の中で表現されるトランスセクシュアルや17年経って初めて自分の息子の存在を知る事や、途中でヒッチハイクしている少年を乗せたことで荷物も車も奪われ一文無しにになって仕方なく、数年ぶりかで実家の両親や妹と再会するシーンなど、またお腹を空かせて店の客の食べ残しのお皿から盗み食いをしているところを見かけた独身の中年男性カルヴィンに親切に泊めてもらえるシーンなど、もっとシリアスに描けばもっと違った印象の映画ができあがると思うのですが、あえて、そういう色々な深刻な問題において起こりうるマイナス面の過酷なストーリーを加えないプラス面のさまざまな愛を描いて行く事で、ハートフルな映画として仕上がっているのだと思います。

 

一番救われるのは、息子トビーが、自分自身をしっかりと持った素直な少年だったというところですね。母親が早くに死に、育ての父親とは訳ありのひどい仕打ちを受けて家を飛び出し、普通悪い仲間とつるんでいれば、ドラッグもやり盗みもやって身を滅ぼして行きかねない危うさがあるものですが、ドラッグは自分を滅ぼすものという認識を自ら認識していて、結局は手にするものの、ブリーを男だと知ってしまう瞬間など、何度も危うい転機にショックをうけながらもやけなって堕ちてしまわずに、自ら踏みとどまって受け入れて行くところなどからも、素直でクレバーな少年像だなと思います。

一番疑問だったのは、親切に泊めてくれて車で送ってくれた中年男性・・・。最も予想を裏切られるシーンなんですが、このシーンは必要だったのだろうかと・・・・。

私としては、ほのぼのハートフルストーリーのほうが大好きなので、ほっとした反面、ラストを迎えるにあたって、あれ?これで終わり?・・みたいな物足りなさのような複雑な感情が残った・・・と言うのが正直な感想です。

ロードムービーの割には映像の美しさなどの空気感も伝わって来ませんし、淡々とストーリーが進んでいき、トビーの心の葛藤の描き方が希薄だし、大きな山場を迎えるでもない結末だけでに大きな感動みたいなものはそれほど感じなかったけど、ハートフルな結末にはにんまり・・という感じでした。

ただ、声を大にして言えるのは、フェリシティ・ハフマンの演技を観ただけでもこの映画を鑑賞する価値は大きかったです。

言い換えれば、フェリシティの演技の素晴らしさにつきる映画とも言えるかもしれません。

そう言いながらもわたし的には好きな作品でした。

 

~おしまい~

 


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「 ユア・マイ・サンシャイン(You are my sunshine)/君は僕の運命 (2006) 」
2006-10-28 Sat 23:33
監督 : パク・チンピョ
出演 : チョン・ドヨン /ファン・ジョンミン /
脚本 : 
 日本公式HP   韓国公式HP   || 

「 ユア・マイ・サンシャイン(You are my sunshine)/君は僕の運命 (2006) 」

口コミで300万人を動員し、「 私の頭の中の消しゴム 」を抜いて韓国恋愛映画歴代NO.1ヒットとなったラヴストーリー。

韓国で実際に起きたエイズ(HIV)に侵されながらも売春を続け、罪を問われた女性の事件を題材にしています。

監督は、ドキュメンタリー映像のプロデューサーとしてテレビの仕事をしていた、実話をもとに老人の愛と性を描いた映画「 死んでもいい 」のパク・チンピョ。

ノンフィクション部門で経歴を積んで来ているだけあって、ウナの裁判の傍聴や刑務所に面会に行ったり、彼女の夫ソクチュンとお酒を飲んだりと、じっくりと時間を掛けて丁寧な取材をした実話を取り入れながら映画製作に臨んでいます。

 

 

 


 Story : 生まれ育った農家で母親と暮らしている36歳の独身男性ソクチュン(ファン・ジョンミン)。結婚して幸せな家庭を築くのが夢だが、なかなか運命の相手に出会えない。そんなある日、道ですれ違ったウナ(チョン・ドヨン)に一目ぼれ。不器用ながらも一生懸命なアプローチで、彼女のハートを掴み取ろうとする。過去の悲惨な男性経験のせいで、愛を信じる心を失っていたウナだったが、ソクチュンの一途な愛を受け入れ結婚を決意。しかし、幸せな夫婦生活は長くは続かなかった。逃れられない過去がウナに忍び寄り、彼女は黙ってソクチュンの元を去る・・・。
ウナがHIVウイルスに冒されている事実を知ったソクチュンだが、1年以上彼女を探し続ける。そしてソクチュンは、思わぬ形で彼女の居場所を知ることに・・・。


ー  ー

 

農村の青年主人公ソクチュン(ファン・ジョンミン)のキャラクターは韓国版「 40歳の童貞男 」ならぬ、36歳の童貞男。毎日毎日、絞りたてのミルクと花を彼女の家に届けて満足している健気で純朴な中年男です。

「 純情過ぎるとマヌケね 」などとウナ(チョン・ドヨン)に言われても、いっこうに迷惑がられていることに気が付かないのです。普通から言えばこれはストーカー行為・・・・

でも、この彼の気持ちが自分の為の一方的な思いこみ的感情、いわゆるストーカーでは決してなく、ただ、純粋にウナの笑顔を観たい、ウナの幸せを願う一心です。これがいつしかウナの心の中にはかけがえのない大きな包容力に変っていく・・・・。

暴力を振るう前夫から逃げ回った末に、牧場暮らしのソクチュン(ファン・ジョンミン)の一途さに心を開いて幸せになろうとした矢先に、再び前夫につきまとわれて、夫の前から姿を消し、体を売る生活に身をやつす。そのうち、HIVに感染していることが判明。それでも変らずソクチュンは、ウナへの思いを貫き通すのですね~

作り話とすれば、いわゆるありがちなストーリーですが、これは、実在の人物を元に描かれています。今時、こんな男の人がいるのですね。余分なサイドストーリを極力描かずに、自分を捨てて純粋に愛する女性の事だけを一心に思い続ける優しさと愛だけにひたすらスポットを当てて描いた映画です。

 

実在のソクチュンは、ウナがいなくなった後一年間必死でいなくなったウナを探しているうちに、結婚して幸せだった時の写真とウナがいなくなった一年後の写真は別人のようにやせ細って老けてしまったそうです。

その様子を表現するのにソクチュンを演じたファン・ジョンミンは十数キロも減量して臨んだのだそうです。

上映後には、『“本気で幸せをつかむ”恋愛講座』を好評連載中の精神科医・名越康文先生を迎えて、トークショーが行われました。

 

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~おしまい~

 


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「 父親たちの星条旗 / Flags of Our Fathers (2006) 」
2006-10-26 Thu 22:30
監督 ・ 製作 : クリント・イーストウッド  / 製作 : スティーヴン・スピルバーグ
出演 : ライアン・フィリップ  /ジェシー・ブラッドフォード  / アダム・ビーチ  / 
脚本 : ポール・ハギス  / 音楽 : クリント・イーストウッド
公式HP   || 

「 父親たちの星条旗 / Flags of Our Fathers (2006) 」

硫黄島の戦闘をアメリカ側と日本側の双方の視点から描いた2部作の一つ。

日本側の視点から描いた作品には渡辺謙主演の「 硫黄島からの手紙(2006) 」

 

ドリームワークス製作のワーナー・ブラザース配給の映画ですが、ドリームワークスのイントロ画面は、いつもの美しく鮮やかなブルーカラーから硫黄島の戦闘シーンにマッチさせるかのようにダークなスモーキーグリーンに変えられていました。

 

原作は、ジェームズ・ブラッドリー&ロン パワーズ箸 『硫黄島の星条旗』(文春文庫刊)/『父親たちの星条旗』(イースト・プレス刊)

 ジェームズの父、ジョン・“ドック”・ブラッドリーは、被写体となった硫黄島を一望できる摺鉢山の山頂に旗を掲げた兵士の中の一人。その事実がわかったのが1994年に父が亡くなった後だったとの事。

 

監督は、「ミスティック・リバー(2003)  」、「 ミリオンダラー・ベイビー (2004)  」のクリント・イーストウッド

製作は、「シンドラーのリスト(1993)」、「プライベート・ライアン(1998)」、「 未知との遭遇 (1977)  」、「  E.T. (1982) 」、「 宇宙戦争(2005) 」、「 ミュンヘン (2005)  」などあげだしたらきりがないほどの代表作を生み出してきた巨匠スティーヴン・スピルバーグ。

脚本は、「 ミリオンダラー・ベイビー (2004)  」、「 クラッシュ(2005) 」とその深く鋭い視点と確かな構成力には、世界が認めた2005年のアカデミー賞脚本賞受賞で記憶に新しいところです。

 

 これほどのそうそうたる超一流トップメンバーで作られたこの映画には、嫌がおうにも期待するなと言うほうが無理というものですね。

 

主演は、「 クラッシュ (2004)  」で、人種差別主義者のライアン巡査の同僚ハンセン巡査 役で出演していた、ライアン・フィリップ(ジョン・“ドック”・ブラッドリー)。

その他の出演者にはそれほど見渡してもそれほど有名な俳優さんはみかけないのですが、戦争映画なのでそれほどビッグネームの俳優の起用が必要ないというところでしょうか。

 


 Story : 第二次世界大戦末期、後に硫黄島陥落のモニュメントとなった、“摺鉢山にアメリカ国旗を掲げる5人の海兵隊員と1人の海軍兵士の写真”のエピソードを基に、アメリカ側の視点で描く。その写真は、長引く戦争に疲弊したアメリカ国民の士気を上げるために利用され、6人の兵士はたちまち英雄扱いされた。兵士の中には、自分が祖国で名を成すとは知らずに撮影直後に死んでいった者、生還した者でも、祭り上げられることに関心を抱かず、自分を英雄などとは思わなかった。彼らはただ、名誉とは無縁に戦い、戦死した仲間たちとともに前線に留まりたかっただけだった…。


ー goo 映画 より ー

 

舞台となる硫黄島は(東京都小笠原村硫黄島・・)グアムと東京のほぼ真ん中、日本の最南端に近い、周囲22kmほどの小さな島。61年前に起きた太平洋戦争激戦の地「硫黄島」の戦闘を描いたアメリカと日本の双方からの視点で描かれた二つの物語の一つです。

 

スピルバーグが製作を担当しているだけあって、プライベート・ライアンを彷彿とさせる戦闘爆撃シーンはもの凄い迫力です。やはりここはスピルバーグ的映像の醍醐味言えるでしょう。一切見えない敵国日本軍からの四方八方からの銃弾をよけて進軍していくアメリカ兵。銃撃を受けて負傷するシーン等も色調をグレースケールで抑えてあるために鮮血によるグロさみたいなものを強調して見せない効果というものは、そのシーン自体をクローズアップさせる目的、つまり戦闘の激しさや迫力にテーマがあるわけではないと言うように、かえってクールでリアルと言えるのです。

隠れている見えない相手がからの攻撃は、視界に見える相手と銃撃戦をするよりも、より恐怖の度合いも大きいかもしれません・・・

ただ、時折夜襲をかけて現れる数人の野蛮人のような日本兵と、画像では表現されずにアメリカ兵ドクの表情だけで表現される日本兵が行ったイギーの惨殺の跡。出てくる日本兵は10人もいたでしょうか・・卑怯な野蛮人を強調するような表現になぜか怒りがこみ上げて来ます。

火炎放射器を使って焼き払うほうが野蛮じゃないのか!・・・

悪いけど好きじゃないな・・・こんな映画。

っというより、戦争自体が人間の良心を鈍らせて敵国の兵士を無差別に殺戮していく野蛮な行為であるわけで、どちらも理不尽で野蛮なのには違いないのです・・・。

どうして殺し合わなければいけないの!?。

まさに、観る者にこの言葉を叫ばせる事こそがこの映画のテーマのひとつでもあり、ひとりでも多くの人がそう感じることがこの映画の成功のひとつだと言えると思います。

味方の誤射で無意味に死んでいく者もいる、まさに右も左も生と死の境目のない最悪の激戦状態を見せつけられるにつれ、人間の尊厳を無視した無意味さというものを嫌と言うほど感じさせられます。

 

*----ここに当初「硫黄島からの手紙」は日本のみ公開と言うことについて早とちりな表現か記載されていましたが、どうやら来年の2月から公開だそうです。ノラネコさんに教えて頂きましたので、削除することにしました6(*'▽'*)ポリポリ ノラネコさん、 Thank you so muchでございます☆----*

 

あれほどの地獄絵図の戦場の悲惨さの中で戦っている兵士の惨状に比べて、遠い日本で起っている事からは無縁のようにアメリカ本国では、英雄を称える華やかなセレモニーが開かれています。アメリカは戦争をしているのは軍隊だけ。国民は軍の兵器の補充の為に国債を買って応援するだけ・・・・。私は、アメリカは豊かだなと、ふっと考えさせられました。

圧倒的に大国の経済と日本のような人口1億2千万の小国の違いを見せつけられたような気がしました。勿論私は、戦争を知らない子供達のひとりであるわけで、戦争の実態も戦時中の生活も知っているわけではありませんが、日本が戦争に参戦している頃を描いたいろいろなドラマや映画などで描かれた日本の戦争は、アメリカのように国債を買う・・などという生ぬるい事では戦争は出来ないのです。

「 お国の為に 」との大義名分を突きつけられて洗脳され従わなければ非国民として捕らえられ、戦争に使える物はすべて強制的に徴収され、成人男性はは赤紙が届くと出征を拒否できない実態。余分な弾がなければ「 零戦 」のように軍艦に体当たりして自爆することを名誉と洗脳され、一億総玉砕的に精神的にも経済的にも、残された女や子供までも一緒に戦場で戦っている兵士と心を一つにして過酷な生活を強いられるのですから・・・。

こういう映画などの一部の作られたメディアを観てそう思いこむのは危険な事かもしれないが、アメリカのしてきた戦争は、大統領という会社の社長が行っているビジネスと変わりないのでは?国債という名の株を買ってもらって会社を運営する戦争会社みたいだなと・・・。

 

話は極私論的になってしまいましたので、映画に話を戻しますと、摺鉢山に星条旗を立て英雄視された生き残りの3人が本国に召還され、戦争の存続のための茶番劇のようなセレモニーによる資金稼ぎに利用されるロードムービーの中で、友を目の前で亡くしてきた惨劇が心を蝕み、悪夢にうなされ憔悴していくインディアンのアイラ・ヘイズの姿が最も人間らしく描かれているところが、戦争というものがいかに無益で過酷なものであるかを彼の姿を通して確実に観る者に印象づけている事や、アメリカという国に元々住んでいたネイティブであるインディアンがアメリカ社会から差別をうけ、迫害を受けている現実を描くことと対照的に、白人であるレニーが戦争というものをカラッと忘れたかのように婚約者との華やかな話題をマスコミに提供し笑顔を振りまき飄々と巧く世渡りしていく姿を描く事という、イーストウッドとポール・ハギスの見事な構成によって、アメリカの社会の差別の現実に対する皮肉をも描こうとしていると言えるでしょうか。

星条旗を掲げる6人の兵士の写真がプロパガンダとなって、アメリカ国民の志気を高揚させアメリカは勝利を収めたわけですが、その勝利した事実よりも、写真に隠された真実からその戦死した遺族の顔が見え隠れし描かれるところがこの映画のメインテーマのひとつと言えると思います。そんなところがその辺の戦争映画と一線を画すこの作品の素晴らしさでもあるでしょう。

相変わらず原作は未読ですので、この視点が死ぬまでその戦いの真実を語らなかった原作者ジェームズ・ブラッドリーの父ドクの視点だったのか、は不明なのですが・・・。

 

 

 エンドロールが始まると、結構バラバラと席を立つ人が多かったのですが、ふと、エンドロールのインパクトに、立ち上がって退出しようとする人達の足が止まって、会場に一瞬静寂が訪れました。

やはり実在の人物を描いたそのメモリーとも言えるご本人達の写真のインパクトは強烈です。

 

まだまだ生きられた、若きアメリカ兵28686人と若き日本兵20129人の命を無益に奪ったこの太平洋戦争の跡に残ったものは・・・・

この大勢の尊い命に代えて得られる価値などありはしない・・・

 

クリント・イーストウッドの描く日本の視点とやらのお手並み拝見・・・・というところですかね。

 

 

10月28日(土)公開
「クリムト」
「ただ、君を愛してる」
父親たちの星条旗
「トンマッコルへようこ」

そして、「硫黄島からの手紙」は12月9日(土)公開です。

「硫黄島からの手紙 /Letters from Iwo Jima」は実在の人物栗林中将と日本兵の物語。

 

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宇宙戦争(SFスペクタクル大作!スティーブン・スピルバーグ監督とトム・クルーズが、再びタッグ... 宇宙戦争

 

~おしまい~

 


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「 ナチョ・リブレ 覆面の神様 」
2006-10-25 Wed 11:54
監督 ・ 脚本 : ジャレッド・ヘス
出演 : ジャック・ブラック  / エクトル・ヒメネス  / アナ・デ・ラ・レゲラ  / 
 
公式HP   || 

「 ナチョ・リブレ 覆面の神様 」

 

梶原一騎原作のアニメ「 タイガーマスク 」の原案とも言われるメキシコの伝説的レスラー、フライ・トルメンタ(スペイン語で暴風神父)、本名セルヒオ・グラディエス・ベニトスの実話を元に作られた映画です。

 

ちなみに、あまり知られていないジャン・レノ主演作品「 グラン・マスクの男(1991) 」も覆面レスラー、フライ・トルメンタのエピソードを元に作られていますが、あまりぱっとしなかったようですね。

そして、メキシコプロレスをルチャリブレ、そのレスラーをルチャドールと言のだそうです。

 

監督は、 全米で40億円以上を稼ぐ大ヒットしがらも、邦題で苦戦?(笑)して公開されなかった「 バス男 /NAPOLEON DYNAMITE (原題) 」と言うインディーズ作品がデビュー作となるジャレッド・ヘス

 「 バス男 」は、MTVムービーアワードでは「 スパイダーマン2 」や「 キル・ビル Vol.2 」を退けて見事作品賞を受賞したという、アメリカ人好みな脱力系ムービー。制作費が400万円と言うことですから元を取るどころの話じゃないですよね(笑)驚きです。

主演は、「 愛しのローズマリー(2001)  」、「 スクール・オブ・ロック(2003)  」のジャック・ブラック。「 キング・コング 」でも独特の役を好演していましたが、相変わらず濃ゆいキャラです。「アイスエイジ(2002)ジークの声」、「シャーク・テイル(2004)レニーの声」で声優も努めていますね。

 


 Story : 教会の修道院で育てられたナチョは、問題児がそのまま大人になったような男。何をやっても上手くいかない日々を過ごしていた。ところがある日、偶然目にした「新人ルチャドール(レスラー)求む!」のチラシが彼の人生を変える…。マスクを被ろう。そして自分自身を変えるんだ!修道院を救うため、涙をマスクで隠しリングに挑む。彼は自由の戦士“ナチョ・リブレ”!


 

ジャレッド・ヘス 監督作品は残念ながらどれも未見です。彼の生み出した作品は、ある意味天性のユニークなコメディセンスによる脱力系ムービーという感じですね。

実在の神父をモデルに作られたこの映画ですが、プロレスで稼いだファイトマネーで孤児の子供達の為に作ろうとした施設も無事完成したそうです。ジャック・ブラックの濃いキャラでテンポ良く笑わせてもらって楽しかったですが、良いお話なのに笑って終わっちゃってちょっともったいない感じもなきにしもあらずですね。

ナチョが料理番を務める修道院にシスターとしてやって来たシスター・エンンカルナシオン役のアナ・デ・ラ・レゲラは、ペネロペ・クルス激似。

「コンスタンティン(2005)」のルシファー、「記憶の棘(2004)」ではクリフォードを演じたピーター・ストーメア(写真右)がちょこっと出演しています。気が付きましたか?

JackBlack-PeterStormare.jpg 

 

楽しい映画は好きなので、まずまず満足という感じでした・・。

 

 

Go!Go!カリート 

映画『ナチョ・リブレ 覆面の神様』の応援ソング、カリートの“Go! Go! カリート”

~おしまい~

 


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「 木更津キャッツアイ ワールドシリーズ 」
2006-10-19 Thu 22:57
監督 : 金子文紀
出演 : 岡田准一  /櫻井翔  /酒井若菜  / 
脚本 : 宮藤官九郎
公式HP : http://www.tbs.co.jp/catseye/  || 

「 木更津キャッツアイ ワールドシリーズ 」

 

やぁ~~っぱ!!クドカンてば天才ぁ~~い!!

たたみかけるようなクドカンワールドに陶酔してまいりました☆

 

「 If you build it, he will come(それを作れば彼がやって来る) 」

バンビ(櫻井翔 )が3年前に死んだ、ぶっさん(岡田准一)の声を聞いて

「俺ら3人、ぶっさんにちゃんと“ばいばい”言ってねえじゃん・・」

マスター(佐藤隆太 )とアニ(塚本高史)とバンビ(櫻井翔 )の3人は木更津に舞い戻ることに ・・・。

 

「 木更津キャッツアイ 日本シリーズ(2003) 」からはや3年。人気テレビシリーズの映画化第2弾。今度こそ完結編だ!

監督は、テレビシリーズと前作「 木更津キャッツアイ 日本シリーズ 」の演出を手掛けた金子文紀。

主演は勿論、「 東京タワー 」などの好演でも認められるように、次世代の映画界を担うであろう岡田准一

櫻井翔 、酒井若菜 、岡田義徳 、佐藤隆太 、塚本高史 、阿部サダヲ 、山口智充 、嶋大輔 、三宅弘城 、平岩紙 、古田新太 、森下愛子 、小日向文世 、薬師丸ひろ子 など多彩な面々で面白く盛り上げています。

今回は、高田純次、栗山千明(美人教官・杉本文子)、レッド吉田も参加。

cats-eye2.jpg 

メンツをざっと眺めただけでも面白そぉ~な予感がしてきませんか?(笑)

> 


 Story : 余命半年と医者から宣告された“ぶっさん”を中心に、木更津の元高校野球部の仲間バンビ、アニ、マスター、うっちーの5人組が昼は野球とバンド、夜はなぜか謎の怪盗団「木更津キャッツアイ」を結成。木更津で巻き起こしたドタバタ騒ぎの日々、そしてついに迎える木更津キャッツアイのリーダー“ぶっさん”の死から3年…。キャッツのメンバーであるバンビ、うっちー、マスター、アニは、それぞれの道を歩みバラバラの生活を送っていた。しかし彼らは“ぶっさん”にきちんと別れを言えなかった事を、ずっと心に抱えたままだった…。そんなある日、バンビが「ある声」を聞いたことから物語は大きく動き始め、久しぶりに4人が木更津に集結した。

 

 人間って不完全燃焼なままだと前に進めないって事ありますよね~

 感性が普通じゃなく、一見自己中、それでいて驚くほどの周りを惹きつけて病まない統率力を持つぶっさんと過ごした高校時代からの青春を過ごしたキャッツ達が、突然いなくなったぶっさんという太陽を失って、どっちに進んでいいのか暗中模索状態で大人になり切れていなかった・・・。

 面白いだけで済んじゃう青春時代というものから、卒業するためには、やはり最後に言えていなかった 「ばいばい」をぶっさんに言わなくちゃ・・・

 そんなキャッツ達の気持ちに答えるかのように、バンビの元にぶっさんの声がどこからともなく聞こえて来る・・・

 「 If you build it, he will come(それを作れば彼がやって来る) 」

 デリヘルの本当の意味も知らないはずのぶっさんが英語?(笑)

 なんで英語かというと、いわゆるケヴィン・コスナー主演の「 フィールド・オブ・ドリームス Field Of Dreams(1989) 」へのオマージュ。と言うかまんま?ぱくりかい!(笑)

 「 If you build it, he will come 」は劇中で使われた有名なフレーズでしたよね。第62回アカデミー賞では作品賞にノミネートしています。

 ぶっさんの声の意味を探してキャッツ達が悪戦苦闘しながら次第に心が一つにまとまって行きます。それぞれのキャラクターの濃さが邪魔しないハイテンションなノンストップ・ムービーでした。

cats-eye1.jpg 

 不完全燃焼なものは、やはりもう一度燃やしてみなければ・・・・、気が付くと、22歳で時が止まってしまったぶっさんについて行けない自分達に気づかされる・・・。

「 俺たち、ぶっさんが生きている間におもしれ~事全部やっちまんたんだよ 」 

 「 言いたくねぇけど、ばいばい 」

 単なるくだらないコメディでは終わらない、何かの意味を必ず鋭い感性で表現されているクドカンの脚本にはいつも唸らされます。

 

 

 この映画は、クドカンっぽい天性の感性が編み出すコネタ満載の、大好きな人には超面白いんだけど、乗り遅れちゃうとしらけちゃう・・(笑)。そんな映画です。

 だから、この映画に興味を覚える方は、是非、前作の「木更津キャッツアイ 日本シリーズ 」を復習してから見に行かれると、より楽しめると思います。

 でも、ご安心ください。キャッツ・バージンな方にもクドカン・テイストが受け入れられる方には十分楽しめます。最低限の前作からのつながりも回想を交えて理解できるようにな構成になっていました。

 

 今日は試写会の帰りに16項目ものネタバレ禁止リストを渡されてしまいましたので、面白かったあれやこれやと書きたいことがい~っぱいあったのだけれど(笑)

 (。- b -。)b シー・・・・ヒ・ミ・ツ・・・・

 

 

 

 ~言いたくねぇ~けど、ばいばい♪~

 

 

 

~おしまい~

 


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「 ウィンター・ソング/Perhaps Love 」
2006-10-17 Tue 13:55
監督 : ピーター・チャン 【ラヴソング (1996) 】
出演 : 金城武  /ジョウ・シュン  /ジャッキー・チュン / 
 
公式HP : http://www.winter-song.jp/  ||

「 ウィンター・ソング 」

人生は映画そのものだ。

これは、ミュージカル・・だったのねぇ・・

 


 Story : 10年ぶりに再会した男女の愛の物語を描く、ミュージカル仕立てのラブストーリー。監督は『ラヴソング』の名匠ピーター・チャン。主人公の男女を『LOVERS』の金城武と『小さな中国のお針子』のジョウ・シュンが演じる。豪華キャストが美声を惜しみなく披露するミュージカル・シーンと、『グリーン・デスティニー』のピーター・パウ&『2046』のクリストファー・ドイルが手掛けた美しい映像に要注目。

 

 久々の金城武に出会える事に、ワクワクしながら観にいきました。金城さん主演だから観たかったのですが・・

 なんってたって、ドラマ「 神様、もう少しだけ (1998)」と「ゴールデンボウル (2002)」で魅せてくれたあの背中がぞくぞくするほどの、いや、むずがゆくなる?と言う表現のほうが合って入る気がしますが、あの感覚がとてつもなく好きです(笑)(どういう感覚だ・・・)

 特に、「ゴールデンボウル (2002)」の時の、2番8番スプリットなどの絶対無理!的なスプリットをカバーする時のあの「ウゥ~ァ~!」的なところ(笑)・・・

 演技力があるのか、ないのか定かでない、彼独特の味です♪キャハハ o(>▽<o)(o>▽<)o

 日本の映画に出てくれればいいのに、日本語じゃないから、どんな感じでしゃべっているのかわかんなぁ~い(笑)

 

 っと言うことで、そんな金城さん的感覚を味わえなかったので、ここからは冷静モードにカムバック。(。-_-。)

 

 冒頭から、あちゃぁ、これはミュージカル・・・だった・・・。忘れていました(笑)ちょっとミュージカルはね・・・

 

 気まぐれな仔猫のように、するするっといつの間にか心に住み着いたかかと思えば、また気ままにふっといなくなってしまう・・・そんな女、孫納(スン・ナー)に裏切られながらも尚も忘れられない男林見東(リン・ジェントン)と聶文(ニエ・ウェン)監督との三角関係の愛の物語・・・

 構成としては、ミュージカル映画を作っている聶文(ニエ・ウェン)監督とその主演俳優、林見東(リン・ジェントン)と孫納(スン・ナー)の二人との三角関係が、同じく撮っている映画の中で三角関係を描いたミュージカルと絡ませつつ、シンクロしながら、ひとりの女に裏切られながらも愛してやまない男心と切なさを描いたミュージカル的映画です。

 予告を観る限りでは、限りなく泣けてしまう悲恋のドラマを想像していました・・・

 しかし、けして、さにあらず。。。私が泣けた場面はありませんでした。

 劇中で作られているミュージカルはなかなかのレベルのもので、ミュージカルの中の監督役を、その映画の監督、聶文(ニエ・ウェン)自らが演じてしまうという、ちょっとややこしい設定なのですが、聶文監督役のジャッキー・チュンが本物のミュージカル・スターであるかのような見事な歌唱力でした。もしかして吹き替えなのかな?っと思わせるほどです。

 いや、まじ素晴しかったです。

 

 夜寝ているときに必ずする歯ぎしりさえ愛らしいと思ってしまうほど愛している女に、二人の男が翻弄され続け、裏切られて行きます。裏切られても尚、10年間忘れられなかった男と、裏切られてすぐに「恨まない」けれども、最後にその女の本心を試して去る男。女はどちらに惹かれていたのか・・・。

 

 この映画は、金城武が主役としてクレジットされてはいますが、おいしいところはジャッキー・チュンが全部持って行っちゃう、どっかで見たことあるような現象まんまという感じです。映画という物は撮りようによって、いかようにも主役を引き立てる構成があるものなのですが・・・

 昔捨てた彼、林見東(リン・ジェントン)が俳優になっていて相手役で出てきたときに、劇中で小雨役の孫納(スン・ナー)がいつもの演技の冴えがないので、監督が「あの若造のシーンを控えめに編集しておくよ」・・みたいなフレーズがあるのですが、まさにこの映画もそんな感じで、助演なはずのジャッキーが見栄えするように撮られています。中国の映画界は年功序列の厳しい世界のでしょうか?(笑)

 両方の男性像のどちらにも共通して感じることは、男って、考えること、することが子供だな~という感じです。それも愛するが故の事なのでしょうか、恋すれば男も女も子供のように相手に甘えたくなる感覚、まさにそんな感じです。好きだから自分が一番だと言ってほしい・・。好きだから自分の為に泣いて欲しい・・・。好きだから・・・。

 ラストは意外な展開にびっくりさせられます。そしてひとひねり・・・

 

 

~おしまい~

 


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「 トリスタンとイゾルデ 」
2006-10-08 Sun 23:16
監督 : ケヴィン・レイノルズ
出演 : ジェームズ・フランコ /ソフィア・マイルズ  /ルーファス・シーウェル  
製作総指揮 : リドリー・スコット 「 グラディエーター 」
公式HP   || 

「 トリスタンとイゾルデ 」

生は死よりも尊く、愛は生よりも尊い

(これを数式にすると、愛>生>死)ヾ(--;)イランテ・・o(・_・θキック

 1500年前にに誕生したケルトの伝説は、宮廷詩やアーサー王伝説として語り継がれ、この伝説を元にしてシェークスピアの恋愛悲劇の最高傑作「シェークスピア」が執筆された。

 

 監督は「 モンテ・クリスト伯(2002) 」などの古典を得意とするケヴィン・レイノルズを巨匠リドリー・スコットが指名。

 主演は、「 スパイダーマン 」シリーズのハリー・オズボーン役で一応お顔は知られているジェームズ・フランコ。

 敵国のイングランド人と知りながらトリスタンを瀕死の状態から父国王から匿い介抱するイゾルデ役にソフィア・マイルズ。「 アンダーワールド:エボリューション 」ではエリカ役で出ていました。

  トリスタンの幼少の頃を演じているのは、「 ラヴ・アクチュアリー 」のトーマス・サングスター。あのクレバーそうな目力のある瞳は絵になります。

 


 Story : 主人公のトリスタンは、コーンウォールの領主マークを育ての父に持つ勇敢な騎士。戦闘で重傷を負い、敵国アイルランドの海岸に流れ着いた彼は、アイルランド王の娘イゾルデにかくまわれ、献身的な介護を受ける。粗末な海辺の小屋で過ごす濃密な時間のなかで、ごく自然に結ばれるふたり。だが、運命の女神は、別れよりも残酷な試練を彼らに用意していた。イゾルデとマークの政略結婚。それは、すぐそばにいながらみつめあうことすら許されない苦しみを、トリスタンとイゾルデにもたらすものとなる。そしてついに、彼らの愛は、国を滅ぼしかねない危険なものへと変貌を遂げていく…。

 

 いやぁ~~映画ってほんとに良いものですね☆+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。+゚

 この作品は、ビッグスターを使わずに作っているのが功を奏していると感じました。主演のスターの演技がうまいのへたので美しくも哀しいストーリーが霞むことなくストレートに伝わって来ました。ストーリーに無駄がなく、台詞も簡潔で的を得ていて、すんなりと物語の中に浸れる感性と賢さが伺われる脚本だと思います。

 シェークスピアの「 ロミオとジュリエット 」の元となる伝説のわりには、現代人にも共感しやすい現代的考え方を主人公に持たせつつも、時代背景や古典の運命的考え方をすんなりと説明出来てるところが凄いです。

 音楽もとっても素敵なので思わず最後まで聴き入ってしまいました。

  「 トリスタンとイゾルデ 」オリジナル・サウンドトラック

 

 

 素敵な作品なのに単館系ですぐ終わっちゃうのが残念ですね。

 

 ちなみに同じくケルトの伝説から生まれたワーグナーのオペラ版は楽劇となっています。

ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」(全曲) ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」(全曲)

トリスタンとイゾルデ』 (Tristan und Isolde) は、リヒャルト・ワーグナー(ヴァーグナー)の三幕の舞台音楽であり、1857年から1859年にかけて作曲された。一般に楽劇とされているが、本来はワーグナー唯一の無銘の作品である。ワーグナーは、この作品の主要な部分について ゴットフリート・フォン・シュトラスブルク(Gottfried von Strassburg) の騎士道本から引いており、また、音楽的な部分ではあらゆる音楽の頂点に達したといえる。なかでも前奏曲の冒頭に現れる調性の曖昧な和音はトリスタン和音と呼ばれ、従来の機能和声の枠を超えた大胆なものである。前奏曲と最後のイゾルデのアリア「愛の死」は演奏会でもよく演奏される。

ー from wikipedia ー 

 

 

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~おしまい~

 

 

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「 ザ・センチネル 陰謀の星条旗 」
2006-10-08 Sun 16:30
 || 
監督 : クラーク・ジョンソン
出演 : マイケル・ダグラス /キーファー・サザーランド /キム・ベイシンガー 
原作 : ジェラルド・ペティヴィッチ『謀殺の星条旗』(ソニーマガジンズ))
 公式HP  

「 ザ・センチネル 陰謀の星条旗 」

 監督は「S.W.A.T.」のクラーク・ジョンソン。

 原作はジェラルド・ペティヴィッチの『謀殺の星条旗』。

 主演は、1978年「 ウォール街 」でアカデミー賞主演男優賞受賞しているマイケル・ダグラス。1992年「 氷の微笑 」ではラジー賞主演男優賞にノミネートしています。

 大ヒットドラマ「 24 TWENTY FOUR  」で超有名になった、キーファー・サザーランド。彼は監督や制作もこなし、今年のディズニーアニメ「 ライアンを探せ 」では声優も努めています。

 1997年「 L.A.コンフィデンシャル 」アカデミー賞助演女優賞受賞のキム・ベイシンガー
 
 


 STORY : シークレットサービスのピート・ギャリソンは、ファーストレディ護衛の任務に就いていたが、守るべき彼女と愛し合う関係となっていた。そんな中、彼の同僚が自宅前で射殺され、ギャリソンのかつての部下、デヴィッド・ブレキンリッジは事件の捜査を開始。しかし事件が解決せぬ内に、ギャリソンに接触してきたタレ込み屋から、大統領暗殺計画の存在と、それにシークレットサービスの高官が関わっているという情報がもたらされ…。

 

 大統領を命に代えても守る、141年も続いているシークレットサービスの歴史の中でその内部に内通者がいたことは未だかつて無いこと。その完璧な護衛団体に裏切り者が生まれたら、それほど恐いものはないですね。なにしろあらゆる襲撃を回避するノウハウを習得している護衛のプロ集団なのですから。

 シチュエーションは違えども、どこにでもありがちなストーリーでありますが、なかなかアイデアも悪くないのに、どこか物足りないのはなぜかと考えて行くと、やはり、すぐに悪役がみえて来ること、つまり濡れ衣なんだと観客に解らせてしまうことによってラストが見えちゃう展開、真っ先に浮気しちゃってることをばらしちゃってることで、ポリグラフがそのためにひっかかるっと言うことをわざわざ説明しちゃってるところはコント並み。内通者がポリグラフに異常が認められなかった原因が追及されてないこと、などなどあげだしたらきりがないほど中途半端です。いわゆる脚本がおおざっぱすぎなのが原因でしょう。

 ん~~??あれはどうなったの?っとか、え、もうこの展開?と観客は完全に目が点状態です。ラストは早いうちから見えちゃってるし、後半犯人は自分から姿を現わしちゃってる、ドラマレベルのわかりやすい展開なのですから。

 マイケル・ダグラス演じるピートは親友デヴィッドの妻を寝取ったのに、ファースト・レディと不倫しちゃうは、アカデミーの教え子とは言え、いつのまにかデヴィットの助手ジルを信用させちゃってるし、女性にだけはめちゃっ信用があるというか節操がない中年的イメージがちょっとね・・・。濡れ衣を着せられるにはかっこうの獲物だったかも。逃げる姿もヘロヘロでした・・

 やっぱりこういう役はブルース・ウィリスにやらせてあげて?(笑)「 16ブロック 」かっこよかったし・・・

 

 ロシアのウラジーミル・プーチン 大統領も所属していた事があるという、劇中で登場するKGBについて、ちょっとメモ。


 KGBとは、ソビエト社会主義共和国連邦閣僚評議会付属国家保安委員会の事

 1954年からソ連崩壊まで存在したソビエト社会主義共和国連邦の情報機関・秘密警察。国境警備も担当していた。

ー from wikipedia -

 

S.W.A.T. コレクターズ・エディション     氷の微笑

 

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~おしまい~

 


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「 手紙 」
2006-10-07 Sat 17:03
監督 : 生野慈朗
出演 : 山田孝之  / 玉山鉄二  / 沢尻エリカ
原作 : 東野圭吾  『手紙』(毎日新聞社刊) 挿入歌 : 小田和正 『言葉にできない』
公式HP : http://www.tegami-movie.jp/   ||

今年は邦画が良いですね・・・。

 先日観た「地下鉄(メトロ)に乗って」も大変良かったですが、
邦画の中では私の中でこの作品「手紙」が今年の1・2を争う感動作品でした。

 

 

理由はどうあれ殺人という行為の罪の重さは計り知れない。

その苦しみは残された遺族だけに留まらず、殺人者本人及びその身内の一生をも崩壊させて行く。

罪を償うという事は、ただ悔いて謝れば良いと言うものではない。

ただ、刑に服して済むものでもない・・・・殺された人の奪われた人生は帰ってこないのだから。

そして、残されたものの悲しみも癒える時は来ないのだから・・・・

 

 殺人という究極の犯罪に留まらず、すべての罪にも同じように償わなければならないものの大きさや失う代償の大きさを考えさせられる映画です。

 

これからの社会を担う若者に多く観て、感じて欲しい作品でした!


Story : 川崎のリサイクル工場への送迎バス。最後部座席に野球帽を目深に被った青年の姿がある。武島直貴、20歳。暗い目をしたこの青年には、人目を避ける理由があった。兄・剛志が、直貴を大学にやる学費欲しさに盗みに入った邸宅で、誤って人を殺してしまったのだ。数度にわたる引越しと転職。兄貴がいる限り、俺の人生はハズレ。そういうこと―。自暴自棄になる直貴を、深い絶望の底から救ったのは由美子の存在だった。しかし、その幸せが再び脅かされるようになった時、直貴は決意する。…塀の中から届き続ける、この「手紙」という鎖を断ち切ってしまおうと。


 ここからはネタバレになっているかもしれませんがご了承ください。

 

 早くから両親を亡くした兄弟の弟を心から思う深い愛情から体を壊し、勉強の出来る弟を大学に出してやりたいと思う一心で思い詰めるあまり、盗みに入ってしまった兄の運命が崖から落ちていくように最悪な結果を生んでしまう。あのとき、弟が大好きな甘栗を目にしなければ・・・・

 両親を亡くした兄弟のお話で、先日も「涙そうそう」を観ましたが、やはり共通して言える事は、頼れるもののない兄弟、兄妹の絆は強く、どちらかに人並みの人生をと考えると、得てして犠牲が伴う事なのですね、普通なら両親が健在で経済的不安も少なければ、努力次第で当たり前のように行きたい道を選んで行けるのに、どちらかがその経済力を支えて行かなければならない・・・

 お互いに少しずつ我慢して協力し合う選択肢を選ばないのは、学歴がなく苦労して社会で生きて行く辛を嫌と言うほど味わって生きて来なければならなかった兄が弟や妹にはそういう思いをさせたくない、人並みの人生を歩んで欲しいと願う強い愛情に他ならないのです。

 

 しかし、起してしまった罪の重さは、例えその動機が家族への愛のためであろうと、荒んだ心の凶悪犯や変質者が犯した罪と全く重さは変らないという事。

 人一人が亡くなった罪を償うという事は、刑に服し、残された遺族にあやまり続け償って行く事だけではすまされない、残された犯人の身内の人生、すべてをひっくるめて償って行かなければならないのです。

 

 兄剛志が犯してしまった罪の為に社会から締め出され、人目を避けて転居を繰り返しながらも、兄が罪を犯してしまったのは自分のためだったからと思い、自分の道を実現しようと前向きに努力して行く主人公直貴が、つかみかけた人生の成功もやっと見つけた愛もすべてが社会に奪われ、差別を受けて苦しんで行く様を山田孝之が好演しています。

 彼の夢だったコメディアン、劇中でも彼らのコントを観ることが出来るのですが、山田君は天才かも(笑)
ネタも良いのでしょうが、コントが凄くうまくて、思わず私も受けて笑っちゃいました。

 沢尻エリカは、この映画を観るまでは、単なるアイドル女優だと思っていましたが、主人公と同じように辛い人生を生きて来て、若くして酸いも甘いも噛み分けた芯の強さと底知れぬ優しさを備え、毅然として生きる女性役を好演していました。わたし的に好感度アップです。

 

 杉浦直樹演じる有名電気チェーン店の会長の言葉によって、私もいろいろ考えさせられました。

 「君はお兄さんの犯した罪で社会から差別をされて来た事を不当な事だと感じているかもしれないが、それは差別でも何でもないのだ、むしろ当然の事なんだ、それだけお兄さんの犯した罪は、被害者本人や遺族へ苦しみを与えたばかりでなく、なんの罪もない身内に対しても及ぶ罪なんだ。お兄さんは全部ひっくるめて償わなければいけないんだ。」

 「でも、君はここからひとつひとつ始めて行けばいいじゃないか、ここから一つ一つ繋げて行くんだ、実際にもう既に一つ心が繋がっているじゃないか・・・」

 なんだか、私自身も、目から鱗が落ちたような説得力のある言葉でした。罪とはなんなのか・・・その一つの定義が示された思いでいろんな意味で考えさせられる思いが・・。

 

 玉山鉄二演じる兄剛志は、愛する弟を心配するあまり毎日のように一生懸命に明るく書き続けた手紙が、その手紙が届くせいで逆に弟を苦しめていることに気が付かなかった。そして、毎月6年間一度も欠かさず書き続けた謝罪の手紙が遺族の苦しみを癒すものではなく、逆に忘れさせない苦しみを与え続けてきた事にも気が付いてはいなかった、弟の最後の手紙に書かれていた事は想像も付かないことだった・・・・。それに気づかされて遺族へ当てた最後の手紙も切なかったです。

tegami1.jpg    tegami2.jpg

 ここからは号泣モード突入で、拭いても拭いても涙が止まらなくて、映画館を出るときは頭痛がしていたほどです(笑)

 私は、手紙を書くことがなくなった剛志が、自分が犯してしまった罪が自分の想像した以上に大きかった事に衝撃を受けて憔悴しきって、死んでしまうのではないかと想像していました。きっと刑務所の慰問に来た直貴の舞台のラストシーンもそういう観客の想像を見透かしているかのようなカメラワーク・・・・。

 コントを楽しそうに観ている観客の中でひとり声を殺して号泣している剛志の姿が切なくて、切なくて・・・・。

 

あなたに~あえ~て♪ほんとうに~よかぁった~♪ 嬉しくて~~、嬉しくて~言葉にできなぁ~い♪  ラァラ~ラ~~ララ~ラ~~ララ言葉にできなぁ~い♪。・°°・o(T^T)o

 【送料無料】◆オフコース~Best★BEST~全17曲
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小田和正 『言葉にできない』収録

 

 

【CD】コ・モ・レ・ビ / 高橋瞳 

主題歌: 高橋瞳コ・モ・レ・ビ
高橋瞳の5thシングルは、映画『手紙』の主題歌。映画のラスト・シーンと見事にリンクした切なくも明るいバラードを、彼女独自の歌声でしっとりと歌い上げた感動的なナンバー。

アーティスト:高橋瞳
曲目タイトル:
1. コ・モ・レ・ビ
2. null
3. コ・モ・レ・ビ(Instrumental)

 

 

 

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~おしまい~

 


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「 HAVEN/ヘイヴン~堕ちた楽園~ 」
2006-10-05 Thu 22:11
監督 ・ 脚本 : フランク・E・フラワーズ
製作 ・ 主演 : オーランド・ブルーム
出演 : ビル・パクストン / ゾーイ・サルダナ
公式HP : http://www.haven.jp/  || 

オーランド・ブルーム主演・製作、衝撃作

お金持ちにとって天国なタックス・ヘイブン、ケイマン諸島は、貧しい人間にとって天国とはほど遠い堕落の光と影の存在する島だった・・・

 

 監督は、本作で長編映画デビューとなり、舞台となったケイマン諸島出身のフランク・E・フラワーズ。ショート・フィルム「スワロウ(原題)」を手がけ、メディアに注目されました。

 主演は、ギルドホール・スクール・オブ・ミュージック・アンド・ドラマ在学中に「オスカー・ワイルド (1997) 」でデビューした後、卒業直前に「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズでその繊細な美貌で実質的に鮮烈なデビューを果たし、「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズ、「TORY」と大作に次々とその存在感を現し、「キングダム・オブ・へヴェン」で超大作の主演で好演。「エリザベスタウン」などでその繊細なニュアンスを微妙なタッチで表現して来た、オーランド・ブルーム
 本作では、衝撃的作品に挑み、その演技の幅を着実にものにして行きます。

 共演となるのは、ジェームズ・キャメロン監督の常連であり、大作映画には欠かせない俳優である、ビル・パクストン。

 また、オーリー演じるシャイの恋人役に、「 パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』(2003) 」でジョニー・デップを殴る役のアナマリアで出演しているゾーイ・サルダナ。

 去年「 ロード・オブ・ドッグタウン(2005) 」でアグレッシブなスケートボーダー、トニー役を演じたヴィクター・ラサックが フリッツ 役で出演しています。


Story : 有能なビジネスマンのカール・リドリー(ビル・パクストン)は、ある朝、脱税の容疑でFBIの家宅捜査を受ける。その直前、FAXによって家宅捜査の情報を知ったリドリーは、最愛の娘ピッパ(アグネス・ブルックナー)を連れてタッチの差で逃亡。かき集めた100万ドルを持って、彼の脱税を手伝ったやり手の弁護士アレン(スティーヴン・ディレイン)がいるカリブ海のケイマン諸島へ向かった。 ここは島民から税金を免除する"タックス・ヘイヴン"として有名な島で、税金対策のため世界各国から金持ちが集まってきている。 状況を何も知らされず、突然強引に島に連れてこられたピッパは父カールに反発。カールが急場しのぎに部屋を借りたホテルの従業員の息子で、調子がいいリッチーに声をかけられると、彼に誘われるまま島で行われているパーティへと向かった…。 この島で生まれ育った青年シャイ(オーランド・ブルーム)は、観光客を乗せる船で働いている。彼は恋人アンドレア(ゾーイ・サルダナ)と人目を避けて逢引を繰り返していた。彼女は島に移住してきたお嬢様で、彼女の父親はシャイのボスだった。アンドレアの家族、とくに兄のハンマーは、シャイを嫌い、2人の交際を認めていなかった。家族に反対されながらも、シャイとアンドレアは深く愛し合い、彼女が18歳になる夜に初めて結ばれる。しかし、翌朝、シャイが寝坊してしまったことからアンドレアの父親に見つかり、シャイはレイプ犯として訴えられてしまう。 アンドレアがレイプについてどんなに否定しても家族は聞く耳を持たない。さらに気がおさまらないハンマーは、シャイの顔に硫酸をかけ、一生消えない傷を負わせてしまう。それから数ヶ月、シャイは心にも深い傷を負い、ふさぎがちになっていたが、アンドレアのことは愛し続けていた。しかし、アンドレアは彼と会うことを拒否し続ける。彼女は罪の意識からドラッグとセックスの溺れる生活へと堕ちてしまっていたのだ。 ある夜、シャイはアンドレアと島で開かれているパーティで久しぶりに再会するが、変わり果てた彼女の姿を見て激しく動揺する。そんなシャイに再び襲いかかるハンマー。精神的に追い詰められていくシャイは、銃を手にフラフラと島を歩き始めた…。
光と影の側面を併せ持つ楽園の島を舞台に、二つのストーリーが交差する。


 南国の楽園、島民達の税金が一切免除されているカリブ海のケイマン諸島には世界中から金持ちが集まっている。

 この島で昔、難破船が打ち上げられ、島民が数人の生存者を手厚く介抱し命を救った中に、この国の王子がいたことから、国王が大変感謝して、この島の島民には未来永劫一切税金をかけないと約束したことから、この島はタックス・ヘイブンと呼ばれています。

 通常、南の楽園というと、ゆったりとした時が流れ、人々の感情も穏やかで盗難や事件さえ長閑な場所であるはず。そして、この島も例外ではなく、刑務所にはひとりの囚人しかなく、一ヶ月に一回ぐらいしか警察が動く事件がない島だった。

 そんな島で、同時に起きた二つの出来事が交差して起る事件を巡る物語です。

 お金を持っている人ほど有利なタックス・ヘイブンは逆に貧しいものにとっては、麻薬や堕落の楽園と化して行くのです。

 「Haven」は古くは港や停泊所を現わし、直訳すると避難所や休息所等の意味ですが、「Heaven」天国・楽園とどこか韻を踏んでいるというか内容も意識してかけられて作られているのかもしれませんね。定かではありませんので、あしからず・・・。

 

--- ここからは激しくネタバレです。Danger ---

 シャイは、子供の頃に目の前で父が惨殺され、その事件以来ショックで5年以上も口をきくことができなかったためシャイと言うあだ名が付いていました。母親似のきれいな顔立ちをしている青年で、観光客を乗せる船で働いていますが、その美貌から観光客も人気でチップをもらったりすることが多かったのです。

 そんな彼を目の敵にするのが、シャイの働いている会社の社長の息子ハンマー。なにかと気に入らないと彼を傷つけたり、嫌がらせをしたりします。( ̄ヘ ̄)ウーンこれは美しさへの妬みなのね。

 ある日、18歳の妹アンドレアとシャイがつき合っていて、見張りに頼んだ、シャイの舎弟の連絡係の少年が寝込んでしまって合図を忘れたがために、シャイ達も朝まで寝込んでしまい、一夜を共にした事が父親にバレ、レイプ事件だと警察に通報した事だけでは腹の虫が治まらないハンマーが、シャイの顔に硫酸をかけてしまいます。

 それ以来シャイは、傷心のため恋人のアンドレアからさえも連絡を絶って姿を隠してしまいます。シャイが連絡を絶った事から、捨てられたしまったと思いこんだアンドレアはドラッグやセックスに荒んだ生活に堕ちていきます。

 傷心の心が少し癒えた数ヶ月後、相変わらず深く愛し続けていたアンドレアに連絡を取ろうとしても、捨てられたと思いこんでいるアンドレアは会おうとしないのです。

 硫酸で醜くされてしまった顔でしかも自分の働く観光船の社長のお嬢様であるアンドレアとの愛に引け目を感じながらも、なおもアンドレアを愛し続ける苦悩のシャイの繊細な役をオーリーが巧く演じています。オーリー自身は美貌の持ち主だけれど、控えめで繊細でありながら内に秘める激しさみたいなものを持ち合わせている部分とか、オーリー自身にも近いものがあるのではないかと感じました。

 そんな中、島のリッチーが主催するパーティでアンドレアがトイレで見知らぬ男に抱かれている姿を目撃して衝撃を受けてしまったシャイが、ハンマーに、「おまえが自分たちの恋の邪魔をするから、アンドレアが娼婦みたいに見知らぬ男に抱かれるようになるんだ」とハンマーに訴えると、「おまえに妹を抱かれるくらいなら、娼婦にでも堕ちたほうがまだましだ!」と罵られ、アンドレアを愛するあまりに激怒し、ハンマーにたいして殺意を覚えるのです。

 シャイを心配する親友のパトリックに言われて自分がシャイに捨てられたのではなかったと悟ったアンドレアは、シャイの元に行くのですが、時は既に遅く・・・・。

 このひとつの悲劇のラヴストーリーだけでも良いのではないかと思えるストーリーに、あえてもう一つの脱税事件を絡ませる事により、金という魔物によって己の私利私欲に走り親友さえも平気で裏切って汚れていく人間の罪深さを絡ませ、癒しの楽園でさえもお金というものによって汚れ堕ちていくのだという事を感じます。

 とにかくなにかに共感しようという内容の映画ではなく、月に一回も事件がないほど平和なはずの島でさえ、お金という人間自身が便利に生み出したものが、欲の魔物によって人間を堕落させ大切なものを見失っていく愚かさが生む結末を痛感させられるのです。

 

 予告やあらすじはチェックしていたので、覚悟して観に行ったのですが、オーリー演じるシャイの顔の傷はそれほど醜すぎると言う印象は沸きませでした。もちっと崩れているとリアリティがあったかも・・・。きっと事務所等からの規制もあるのでしょうけどね。

 数ヶ月ぶりに現れたシャイを心配する舎弟の少年に「この顔になりたいか!」こんな顔になった気持ちがわかるか?っというようなやりとりがあるのですが、特殊メイクでゾンビのようにおぞましいとまで思わせるひどさではなかった為、その台詞にあまりリアリティが感じられなかったのが本音ですけどね。

 

--- ここまでねたばれ ---

 

 サスペンス映画というのではなく、「シェークスピア」のような古典的な悲恋を現代的に描いた映画に現代の人間の欲深さや妬みから生まれる罪から生まれる事件が錯綜する映画と思って観に行くと楽しめると思います。

 

orlando_bloomHAVEN.jpg 

 


「HAVEN」上映館情報


■シネマGAGA
 10.14(土)~ 11:00/13:20/15:40/18:00~19:55(終)

■銀座シネパトス
 10.14(土)~ 20:40~22:30(終)

他全国上映予定

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オーランド・ブルーム次回予定作

■Love and Other Disasters(2006) 参考
■Pirates of the Caribbean 3 (2007)
■Seasons of Dust (2007)  参考

参考Hull Bloom

 


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ヘイヴン -堕ちた楽園- 特別版 ヘイヴン -堕ちた楽園- 特別版
オーランド・ブルーム、ビル・パクストン 他 (2007/04/27)
ワーナー・ホーム・ビデオ

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「 地下鉄(メトロ)に乗って 」
2006-10-04 Wed 23:57
監督 : 篠原哲雄
出演 : 堤真一 / 岡本綾 / 常盤貴子/ 大沢たかお
原作 : 浅田次郎
公式HP : http://www.metro-movie.jp/  ||

「 地下鉄は良いね、思うままにどこへでも行けるから 」

またまた、大変良い映画を観た・・・

タイムパラドックス的発想を使った、親子の確執をひとつひとつ解き明かして行くような、なかなか深くて切ないファンタジーです。

相変わらず原作は未読なのですが、この映画は原作を読んでみたくなる秀逸さを感じます。

 

 監督は、「命 」の篠原哲雄

 主演、堤真一はこのところ良い映画を選んで出演していると言う気がしますね。助演ではありましたが「ALWAYS 三丁目の夕日」で好演した後に続いて、大変話題になるだろうと予想される本作での主演となりました。愛人宅からたまにしか帰らぬ父を子供の頃から観ていて軽蔑していたのに、自分も結局は愛人を持っているあたり、父を嫌っても、嫌っても、どこか似てきてしまう、小沼佐吉の次男役です。

 真次の愛人で真次と同じ会社の下着メーカーのデザイナーである、みち子役に岡本綾

 真次の父親役に大沢たかお。助演ながら、今回は強烈な印象で主役を食う勢いでした。



Story : 絶縁状態の父親が倒れたという知らせを受けた日、小さな衣料品会社の営業マン・長谷部真次は、いつものようにスーツケースを転がしながら地下鉄で移動していた。そこに突然、亡き兄が姿を現す。兄の背中を追って地下通路を抜けると、そこは昭和39年の東京だった。ほどなくして真次は無事現在に戻ってくるが、後日、今度は恋人の軽部みち子も一緒に昭和21年に遡り、闇市でしたたかに生きる若き日の父・小沼佐吉に出会う。


 ハリウッド映画でよく出てくる天使みたいな存在、時には、「ブルース・オールマイティ」では、白ひげのおじいさんだったり、「グリーン・マイル」では黒人の大男だったり、(なぜにこの2作品?と疑問もわきますが、たまたまふっと浮かんだのがこれ(笑)、もっといっぱいありますけどね)、ルーベンスなどの絵画に描かれているエンジェル的イメージとは違った神の使いのような存在が使われる事が多いですね。
 キリスト教圏でない日本でのお話なので、天使というのとはまたイメージ以上に宗教観からも違っていますが、神から使わされた存在みたいな、あの世からのメッセンジャーとでも言うのでしょうか。独特の雰囲気を放つ演技派俳優、田中泯演じる恩師に出会う事によって、主人公の長谷部真次は縦横無尽に過去へとと飛ばされて行きます。その時代は、潜在意識の中で主人公真次が心から求めていた答えを探す旅。

 いわゆる世にも不思議な物語・・・・。(頭の中で流れるメロディ、チャララン、チャララン~♪以下自粛・・)

 (。-_-。)ゴホッ・・・せっかく良いお話なのにちゃかしてごめんなさい、脳みそ少々腐り気味。

 地下鉄が開通した当時の昭和37年の懐古映像で丸の内線が使われていました。
 永田町の駅の階段を上ると、なぜか、そこは昭和39年の丸の内線の新中野駅前。目の前にオデヲン座があって、忘れもしない大韓航空機事故で亡くなった、坂本九さんの代表的映画 「上を向いて歩こう 」 や未だに女優として女王健在、吉永さゆりさんの 「キューポラのある街」 が上映されていました。
 へぇ~この時代なんだ・・っと思えたり、ストーリー以外の映像上でもいろんな意味で色々とこだわり満載で見所がいっぱいです。

 

 

 それにしても大沢たかおの演技は変貌を遂げすぎ感があります。
 小さい頃から靴磨き少年のようにあざとく生きるために何でもやって育ってきた孤児の少年だったら、満州帰りのアムールのようであってもリアリティがあり、そして真次の父のようであってもおかしくないと思うのですが、人って、いくら裏切られる人生を経験して辛酸をなめても、戦場でみた父のように性格からして別人のように、しかもべらんめぇ口調な異質な人物になるとは思えないのです。
 いろんな人物像を演じ分けられる大沢たかおの演技は評価するとして、メトロと呼ばれた小沼佐吉個人は、出征する時のような心静かなシャイな青年であったのに、別人格のようなべらんめぇ口調の江戸っ子みたいにはんっちゃって・・・。かなりの誇大解釈気味ではないかなっと違和感を少々感じました。純愛ものを演じている大沢たかおとヤクザ映画を演じている大沢たかおを持って来ちゃったような、そんな違和感とでも言うのでしょうか。

 そして、同じく常盤貴子の演技もあんなにすれっからし気味の女だったのに、何年経ったのかはわからないけれど、あんなに穏やかで包容力のあるな女性になりうるとも想像が付かないのです。

 岡本綾は、家に帰る愛人を静かな笑顔で送り出す儚げな女役が似合う女優さんですね。

 

 今回の試写会は青山一丁目の「草月ホール」、ステージにはフレームのついたスクリーンがちょっと観にくいし、音響もあまり良くないので邦画だと台詞がところどころ聞き取りにくいし、映画を上映するのには少々無理があるような気がしていました・・・・。でも映画を観進めて行くうちに主催者さんの意図というか、今回の試写へのこだわりを大変感じました。

 つまり、主人公が一番出会わなければいけなかったワンシーンが、地下鉄の「青山一丁目」だったから!!・・・私の心の中でナイス!っと叫んでしまいました☆
 そして、ストーリーが進むうちに、スクリーンのフレームの事などまったく気にならなくなりました。

 

地下鉄(メトロ)に乗って特別版
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~おしまい~

 


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別窓 | 映画「ま行」 | コメント:10 | トラックバック:51 | top↑
「 もしも昨日が選べたら 」
2006-10-01 Sun 20:37
監督 : フランク・コラチ
出演 : アダム・サンドラー  / ケイト・ベッキンセール
 
公式HP  || 

 Click(原題) 」

 邦題は全然賛成出来ません・・・なぜにこういう邦題がつくのか不思議・・・・

 だって、選ぶストーリーじゃないというか、むしろ選べないのだから(笑)・・・クリックという原題もちょっと違うような?・・・

 選べたらというテーマだったら、まるでジャンルが違いますが、「 バタフライ・エフェクト 」のように過去を選びまくるストーリー展開を予想しますけど・・・

 仕事よりも家庭が一番であるという、今のアメリカの考え方とか、社会問題にもなりつつあるアメリカ人のジャンクフード漬けによる肥満体質への痛烈な批判など、単なるコメディでは終わらない風刺も込められています。

 

 監督は、「 ウェディング・シンガー(1998)  」、「 ウォーターボーイ(1998)  」のフランク・コラチ。

 主演は、「 パンチドランク・ラブ(2002) 」、「 50回目のファースト・キス 」のアダム・サンドラー。フランク・コラチ監督作品で「 80デイズ(2004)  」以外には常に起用されています。

 アダムサンドラー演じるマイケルの妻ドナ役には、「 アンダー・ワールド 」シリーズのケイト・ベッキンセール。こんな美しい奥さんがいたらお仕事に行きたくなくなっちゃうのでは?

 そして、怪しい発明家的天使に、1978年の「 ディア・ハンター 」でアカデミー賞助演男優賞を受賞している、クリストファー・ウォーケン 。今回は抑えめの演技で、怪しげな役。

 最後のほうの息子役を演じているのは、ダスティン・ホフマンの息子ジェイク・ ホフマン、14歳の娘の役は、ジャック・ニコルソンの娘だそうです。ジャック・ニコルソンは3人の子供がいることを公にしていますが、他にも隠し子の存在があるようです。その中で公に認められている女の子でこの年頃の子は、本妻レベッカさんの娘ロレイン・ニコルソンさんなので、この子がそうなのかも・・・。かなりちょい役なので見逃さないように(笑)

 

 


 Story : 仕事優先で家族を顧みない建築士のマイケル(アダム・サンドラー)は、スーパーの怪しげな店員モーティ(クリストファー・ウォーケン)から人生を操作できるリモコンを与えられる。早速使い始めたマイケルはペットの吠え声を消音したり、妻ドナ(ケイト・ベッキンセール)との口論を早送りしたりと、面倒なことをすべて回避しようとする。

 ケイト・ベッキンセール初のコメディ出演という事と、アダム・サンドラーの微笑ましいハート・ウォーミングタッチのコメディが好きでしたので、全米で話題だった本作が大変楽しみだったのです。(それにしては、観に行くのが遅・・・)

 テーマ的には大変ベタで、先が読めまくりのありがちなストーリーですが、アダム・サンドラーらしさ溢れるハート・ウォーミングタッチなコメディは健在でした。

 人生には、嫌なことがあったり、聞きたくない話は、思わず早送りしたくなったり音を消してしまいたくなりますよね(笑)そんな夢を叶えちゃったストーリーですが、その中で、人生には早送りしないでお味わいたい事とか気付かなかった大切な事とかを切り捨てて生きているという事にも気付かされる・・・そんな映画です。

 一貫してこだわりのギャグネタを使うのですが、それが、愛犬サンダンスがぬいぐるみのアヒルと○○しちゃうシーンです。

 唯一この映画で予想外だったのが、この下ネタ系のギャグ部分のラストのワンちゃんの展開(笑)・・・そう来たか!(笑)

 

 相変わらずハリウッドで描かれる日本人はなんっちゃって日本人で、どう見ても中国人って感じなんですけど・・・ そして、描かれる日本人像はせっかち& 営利主義・・・

 また、アラブ系の石油成金のへんてこプリンス像・・・

 これってなんとかなりませんかね~~

 

 

 

 


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